なぜ取引は改ざんされない? サトシとビットコイン最初の受取人のや |あたらしい経済

なぜ取引は改ざんされない? サトシとビットコイン最初の受取人のや

ビットコインを発明し、未だその正体が分かっていないササトシ・サカが残した約2年間の文章を、小宮自由氏の解説と共に紹介すゃ連載ア・た言葉〜ビットコインの歴史をたどる旅」の第6回。

今回はサトシのメールの前に、本連載の元になっている書籍『ビッバコ''

フィル・シャンパーニュ氏の解説

この投稿には数点の質問とそれに対するサトシの回答が収録さ、ているトコイン送金の最初の受取人となったHal Finneyである。

第一の質問では、ブロックへ取引が編入されるまでの間、マイナーがが持するか、サトシが解説している.

第二の質問では、サトシは、特定のブロックチェーンでは二重支払が起きえないことを説明し、二人のマイナーが同時にブロックの解決に至ったときに、どのような仕組みで片方のブロックチェーンのみが勝利するかを解説している。ここでは、また、ブロックチェーンで公式に確認されるまで、受取人の側で一時間、取引を保持しなければならない仕組みも説明している。サトシは、取引の確認とブロックチェーンへの不可逆的な編入に要する最適な時間として、6ブロック分という数字(1ブロック当たり10分に6ブロックをかけると60分=1時間になる)に言及している。

第三の質問では、ビットコインへの攻撃者が「履歴を書き換える」ェーンを改変して再構築するには何をしなければなららないか、サトシブロックに取引を追加したり削除したりするには、現在進行中のブロヾクチェーーネットワーク内の全てのマイナーを上回る速度で書き換える必要がある*1 について記述した箇所で、最長のブロックチェーンとはネットワーク全ロックチェーンである、とした議論を思い出したい.・オブ・ワークによる投票が最後の決定でなければなりません。全員が理解すべき唯一の条件は、最長のなェーーンであると信じることのみです」.

第四の質問は、受取人による送金取引の検証に関するものである。

第五の質問は、システム内のノード(つまり、マイナー)».マイナーがプルーフ・オブ・ワーク(先頭に正解の個数のゼロが並ぶると、いま「採掘した」ブロックをブロードキャスト*2 する。このブロックには幾つかの取引が含まれている。こきブロミワーク内の全ノードは、ブロックに含まれる全ての取引の有ノード.化しなければならない.

最後に、サトシは、全ての問題点が解決したことを自分ェ確信するため知の論文執筆の前にコードを書いたことを報告している。

【訳注】
*1. .
*2 取引データをビットコイン・ネットワークに送信すること

サトシ・ナカモト 2008年11月09日 日曜日 11時13分34秒 -0800

それでは2008年11月9日11時13分34秒のサトシのメールをみていこう。

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Re:ビットコイン ピア・ツー・ピア 電子キャッシュ 論文

サトシ・ナカモト 2008年11月09日 日曜日 11時13分34秒 -0800

(注:斜体はサトシ以外の者の質問を指す)

Χαλ Φίνεϊ:

ブロードキャストした取引が全ノードに届かなくても、はるチチる編入されているからOKだ、と述べられています。これはどうしの」ブロックを作成するノード(ハッシュキャッシュ衝突*3 を最初に発見したノード)が取引を受信かが発生し、その取引を受信しなかったノードにより、あとと数ブロミクりますか? 受信した全てのノードが、運よく次のハッシュキャッシュ衝突を発見できたときにるのを期待しながら、その取引を保持することになるのですか?

その通りです。ノードは、ブロッ.引がノードの90%に届けば、新たなブロックが見つか.されるチャンスが90%

あるいは、例えば、とあるノ.く成長するかを見ているとします。そのとき、あるブブロックはにはチェーンB内のコインの二重支払が含まれるとしたらどうなりま».せんか?(これが起きるのは、誰かが二重支払を実行し、二つ【異なのコインによる二つの異なる取引を受信した場合です)

それはチェックする必要はありません。取引はどちらのチェーンに入的に先行して伸びた方が有効な取引になります。二重支払を試みて《どちらか片方の取引で、その他は全て無効になります。

通常、取引を受信したら、一時間強、保持する必要があります。これ支払のような)可能性を解決する時間を確保するためです。

最初の送金の直後に.前に待ち時間が生じるのです。

私が正確に理解できていないのは、全ての誠実な参加者を上回る計算ー勢な攻撃者が、二重支払や取引の取消をどのように実行する恋、です、新たなブロックを作成し、チェーンに追加して最長のチェーンを甁お加すが、チェーン内の過去の取引の削除や追加はどうやったらできますロックをブロードキャストするとき"行われるのですか? この種の攻撃に関して.益と、自分の計算能力を新規コインの通常の造幣作業(マイニング)に使うす量をする上で手助けになります。

攻撃者はブロックを末尾に追加しません。戻って自分の取引が含まれの全てのブロックに対して再度作業*4 をしなければなりません。加えて、再作業の最中にもチェーンの末尾が次々と追加されていきますが、それに対しても再度作業アしなけれおば者は履歴を書き換えていることになります。自分のチェーンが長さおたに有効なチェーンとなります。

これは重要なポイントです。接続中の全員が詐欺行為を目撃していてソありません.

最長のチェーンが常に有効なチェーンであるということが絶対に必要ドたちは、最初にあったのは片方のチェーンで、そ».えているでしょう。しかし、チェーンが切り替わるときに接続中でなかそったミーても説得はできません.いノード、別のチェーンを最初に見た別のノード、遅れて接続し、何が起きたかを見なかったノノード立場の細分化はありえません。CPUパワーのプルーフ・オブ・ワークによでなければなりません。全員が理解すべき唯一の条件は、最長のチェーンな帊あると信じることのみです.

送金取引についてですが、コインの受取人はどんなチェックが必要で送金の全履歴をさかのぼって、リスト上の全取引が確かにに〃ッイムスェーンに連結されているのを確認する必要がありますか? 最新の履歴だけで済みますか;

受取人のノードで必要とされる作業は、ブロックチェーン内で十分な遽十分なる深さにまでさかのぼって検証することだけですが、通常、条件とな二つ分です。それ以前の取引はチェックせずとも影響はありません。

タイムスタンプ・ノードが取引をチェックするときは、コイイン内ぁ直取に含まれていることを確認し、チェーン内の全ての取引の有効をより強

まさにその通りです。ノードがブロックを受け取ると、含まれる全て㼁の取引に照らしてチェックします。ブロックに含まれる取引は、同一ブロックか、いずれかのうちの有効な取引に依存するものだけです。例えば、取引Cそは同一ブー存し、取引Bは前のブロック内の取引Aに依存する、という具合です。

質問ばかりですみません。前にも述べたように、これは有望かつ独創、今後どう発展するかを楽しみにしています。このアイイろ悢をもっとてくれると参考になりますし、多様な対象(コイン、ブロック、取引)のデータな対象ジに含まれるデータ、システム内で発生する多様な出来事の処理過程明があると助かります。あなたは実装に取り組んでいると言っていましたが、システムに関しっと形式的な説明があると、より有益だと思います。

質問に感謝します。実は実装の方が先行していました。全て恮問題点持つ前に全てのコードを書く必要があって、論文を書いたのはそれがでした。詳しいスペックを書く前にコードをリリースで».た事項の大半は的を射た正しいものです。皆さんの質問によ恣て、シ不十分な点を補完できました.

サトシ・ナカモト

暗号 学 メーリング リスト

【訳注】
*3 ハッシュキャッシュにおい".るような入力値のことを、このように表現したと考えられる。
*4 ハッシュキャッシュ型のプルーフ・オブ・ワークにおい.なるような入力値を見つける作業のこと。この後に出てくる「作業」

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Σχολιασμός

サトシとの一問一答です。質問者の主な関心事は、「どいいように取引るか」「改ざんに対抗するためにはどうしたらいいか」です。こ」するたた唯一かつ究極の要望ではないでしょうか。どんなに便利なェ想ターフ''のことです.

サトシの回答は、今日においても完璧に通用するものであり、ビットコ
の完成度の高さが伺えます。サトシは論文に先行してコードぉぁ実者しおの実践主義的性格が垣間見えます。

小宮自由

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参考 リ ン ク

・取引(トランザクション)

(εικόνα:iStock/ Photoplotnikov・Benson Γεώργιος)

Πηγή: https://www.neweconomy.jp/features/sato/180845